現代の看護師の転職は引く手あまた…、「売り手市場」と言われていますが、実際に今までの失敗を教訓として、「自分らしく楽しく」働くための看護師転職と考えると、まずは「良い職場との出会い」が重要ですよね。
そのためには情報過多の状況だからこそ、看護師自身は「転職に必要な知識」は大切です。
知識というと真っ先に専門的な知識を思い浮かべがちですが、そんなに難しい内容ではありません。医療現場での専門知識ではなく、看護師が『転職をする際に知っておきたい知識』なので、知るか知らないか…、で大きく変わります。
そこで今日は、看護師が最初に転職を考え始めたら、最初に理解しておくとスムーズに進めることができる、3つの豆知識をお伝えします。ぜひ、参考にしてください♪
【 看護師が転職な必要な知識はコレ! 】
【1. 看護師の転職先はたくさん! 】
看護師の転職先と言えば病院をイメージしがちですが、「看護師免許」は転職・就職活動にとても有効で、意外な職場も含めて、数多くの現場で活躍できます。
【 需要はたくさん!看護師の転職先 】
★ まずは王道「医療機関」 …
・ ベッドが20床以上の病院
・ 19床以下の医療施設や医院やクリニック
・ 助産院
・ 訪問看護ステーション
※ 助産院や訪問看護ステーションも「医療機関」に入ります。
★ 『社会・福祉』の現場 …
① 家庭復帰を目的としてリハビリを行う現場
・ 介護老人保健施設
・ 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
② 居宅介護支援事業所
(ケアマネージャーの資格を持つ看護師がケアプランなどを作成)
③ 保育所や乳児院
④ 社会福祉施設
(身体・精神・知的障害者への生活支援や社会復帰を支援)
…看護師の転職では、このような現場での活躍が期待できます。
★ 「保健」の現場 …
① 保健所や企業の健康管理センター
② 医務室
③ 学校の保健室
…などなどです。
…それだけではなく、意外な看護師転職のケースでは、看護の知識と技術を生かし『国際貢献』として、JICA(国際協力事業団)や海外青年協力隊などで活躍する看護師もいます!
このように、看護師免許は看護師転職にかなり役立ち、その活躍の場はあまたあることを知識として持っておくとあなたの可能性も広がってとても有利です。
【2. 看護師転職の効率の良い情報収集 】
このように看護師の転職では活躍できる場は数多くありますが、実際にどのようにこれらの職場と出会うことができるのか…、長く就職・転職活動から離れている看護師も多いなか、転職時には迷いますよね。
もし、すでに働きたい病院などが決まっているなら、現代であれば、まずその病院のホームページをチェックします。
【 働きたい病院が決まっている看護師の転職活動 】
★ ここでは、下記のような情報をチェックします。
① 自分の求めている条件と合っているかどうか…
② 募集自体はあるか(ないか)…
などなどです。
ただ、募集がなかったり疑問があっても、自分で直接問い合わせるとなると躊躇してしまいがちですよね。
働きたいエリアや科などがある程度決まっているなら、①ハローワークは有効です。また、看護協会が運営している②ナースセンターは信頼度もあり、今後活用度がさらに期待できます。
… しかし今挙げたこれらでは、実は情報がまだまだ十分ではないことが多いのが現状です。
【 看護師の転職に役立つ情報収集 】
★ その際にお勧めしたいのが、「看護師転職サイト」です。今は厚生労働省から認可を受けた民間の看護師転職支援サイトも存在します。
・ これらの看護師転職サイトは、看護師が抱える疑問などにコンサルトしながら進めてくれ、条件などの交渉も行ってくれる点がメリットです。
また実はこの看護師転職サイトでは、情報も表に出ない隠れた内容や、実際にそのサイトを利用して職場へ転職した看護師の感想なども隠し持っています。それらの情報はサイトに登録したものにだけ教えてもらえるという、特別な情報です。
求人情報を効率よく効果的に集めて、看護師が転職をスムーズに進めるには、今回お伝えした様々な方法を合わせて利用すると良いでしょう。
特に看護師転職サイトはいくつもサイトがあり、その特徴やサービスも様々なので複数に同時に登録し、上手に活用することをお勧めします。
【3. 働きながら看護師が転職を決めるには 】
看護師に限らず転職を考え始める時には、まだ現在は職場に就いているケースが多いですよね。ただ、忙しい看護師が働きながら転職活動を続けることは大変です。
毎日クタクタになるまで働いて帰宅してから地道に検索したり、お休みの日もプライベートの予定を割いて、ハローワークなどへ足を運ぶ・・・なんて、心も体も疲れてしまいます。
では実際に在職中の看護師さんは転職活動をどのようにこなしているのでしょうか…、少し例を挙げましたので、ぜひ参考にしてください。
【 現役看護師さんの転職ケース 】
① 希望の病院に直接応募し交渉も自分で …
・ 「間に人が入るよりは、自分で交渉したほうがわかりやすい」という看護師さん向けの転職方法です。条件が多少行き違った経験談もありますが、自分自身で行うことで納得できる部分も多くなります。
② 知人などの紹介で …
・ 友人が勤めている病院に、急な欠員が出た際などに声をかけてもらう、看護師同士の情報網による転職方法です。その病院を知っている人からの紹介なので、信頼性が高いというメリットがあります。
③ 情報収集も交渉もお任せ!の看護師転職サイトで …
・ なかなか時間の取れない看護師さんに人気の転職方法です。条件に見合った求人探しから、条件の交渉までを専門のコンサルタントが全面的にサポートしてくれます。
①の看護師が自分で転職活動を行う方法は、体力にも気力にも自信がある方向けで、それなりのガッツが必要です。また、②の看護師の友人紹介のケースでも、仲介人がいるからこそ、断りにくい・辞めにくい側面もあります。
ただし、①のように看護師が自分で転職活動を進めるケースでは、「終末医療に興味がある」など、明確なキャリアアップを目指す方には最適です。より納得して看護師転職ができる上、転職後の仕事イメージも固まります。
現代では③の看護師転職サイトが、気兼ねなく便利と人気がありますが、気の置けない友人に直接聞いたり、自分で見つける方法を選ぶ看護師も多いです。
このように、それぞれにメリット・デメリットがあります。自分に合った看護師転職の方法を選んでみてはいかがでしょうか。
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【 最後に 】
いかがでしたでしょうか、今日は看護師が転職を考え始めた時、最初に理解しておくとスムーズに進む、3つの豆知識をお伝えしました。
ただ、今回は大まかな概要をお伝えしています。本文中にも出てきた、看護師転職サイトを始めとする情報収集に関しては、「看護師の求人情報を見極める☆転職活動4つのアプローチ」などでもお伝えしています。
また、「看護師免許」は転職先が思う以上に広がっている話をしましたが、より資格を重ねて、長いスパンで看護師転職を計画する方法も一案です。
プラスαの資格を取った看護師の転職やキャリアアップについても、別記事「看護師の資格☆キャリアアップ7つの道」などでお伝えしていますので、こちらも参考にしながら、焦らずに、充実した仕事をしている自分がイメージできる、「思い切って良かった!」と思えるような、看護師転職を実現してみてください♪