看護師転職サイトは、忙しい方や初めて転職をする看護師にとって、今やなくてはならない存在ですよね。
慢性的に人手が足りない今の医療現場では、職場を辞めるだけでもひと苦労…、時間も大幅に拘束される「ブラック病院」も少なくはなく、看護師転職サイトなどの力を借りずには、なかなかスムーズに進みません。
どんな理由があろうとも、看護師転職サイトの力を借りて、納得できる職場との出会いを実現したいですよね。
そこで今日は、今人気の看護師転職サイトを活用して、成功させる5つの方法をお伝えします。
看護師転職サイトがおすすめ!
賢く活用5つの魅力
看護師転職サイトを活用する魅力
そもそも「看護師転職サイト」とは何か…、やそのデメリットや注意点については、別記事「看護師転職サイトを見極める☆選ぶ5つの注意点」でお伝えしていますので、今回はサイト活用の魅力を中心にお伝えします。
看護師転職サイトは、看護師に特化した求人情報を掲載したサイトですが、看護師の転職を仲介する「エージェンシー」が運用していることが多いです。
そのほとんどが無料で、病院や施設側からの依頼で成り立っています。ですから多くの看護師転職サイトの中には、「就職祝い金」を出すエージェントもいるくらいです。
そのため看護師転職サイトへ行くと、ほとんどでエージェント登録を案内されます。多くが無料登録ですので、複数のサイトで登録してみてはいかがでしょうか。
【 看護師転職サイトの魅力 】
① エージェント登録をすることで、まだ公には上がっていない「非公開情報」のチェックが可能です。
② 自分専用の担当キャリアカウンセラーが付き、希望の求人情報や面接の日程など、転職までのあらゆる物事をサポートし並走してくれます。
③ 担当キャリアカウンセラーは、多くの転職案件を見てきているので、サポートに限らず、相談に乗ってくれたり、アドバイスも受けられます。
④ 看護師転職サイトによっては、「口コミ」情報ページなども設けられ、職場の様子を事前に確認できるのも魅力です。
⑤ 看護師転職サイトによっては、(出産などで)長いブランクがある看護師などの不安を解消するため、独自の講義や講座を設けていることがあります。
⑥ 一部の看護師転職サイトは、自らが(派遣会社のように)派遣元となり、派遣看護師や単発看護師の仕事の斡旋が可能です。
…などなど、さまざまな魅力(メリット)があります。
看護師転職サイト以外の方法となると、ハローワークや、看護師を支援する「ナースセンター」で仕事を探す…、求人誌から応募するなどです。
…ただナースセンターはそもそも案件が少ない傾向にありますし、ハローワークも他の業種の求人案件と混ざったなかで探すので、大量の情報量に対して、役立つ案件は僅か…、そして時間が掛かる点も否めません。
その点、看護師転職サイトでエージェント登録をしておくと、担当キャリアカウンセラーが希望を聞いて、ピッタリの案件を紹介してくれます。
複数の看護師転職サイトに登録する
医療業界は需要が高いために、今では数多くの看護師転職サイトを見ますよね。よく知られるサイトでも14サイトほどあるでしょうか…、大手で他業種の人々にまで知られるサイトだけでも、4社以上です。
【 看護師転職サイトは複数で 】
★ 看護師転職サイト(エージェント)は、全国的に多数の案件を抱える大手や、派遣や単発、専門分野が得意なタイプなどさまざまにあります。
① まずは案件数が多く幅広い大手の看護師転職サイトに登録する
② 続いて自分が希望するエリアに強い看護師転職サイトを選ぶ
③ 次は自分が転職する理由(目的)に適したサイトも登録する
④ 子育てと両立など、ワークライフバランスを目的としているなら、派遣や単発に強い看護師転職サイトも登録しておく
⑤ 看護師資格を生かした、他業種への転職も視野に入れるなら、他業種転職に強い看護師転職サイトに登録する
…このように、3箇所~5箇所以上の看護師転職サイトへ登録しておいて、担当キャリアカウンセラーや、求人案件との相性を比較検討しながら、1箇所へ絞っていくと、よりスムーズです。
【 無料でもサイト登録が多すぎると… 】
★ ただし、多くの看護師転職サイトのなかでには、転職の状況を確認するための連絡が頻繁に来るものもあります。
… 10箇所以上など、あまり多くのサイトに登録をすると、連絡事項が激しくなり、混乱したり、反対に労力を費やしかねません。
候補の看護師転職サイトを回って内容をチェックしながら、3箇所~5箇所ほどまで絞ると、良いかもしれません。
担当者と二人三脚で進むために…
看護師転職サイトは、何よりも自分担当のキャリアカウンセラーが相談にのってくれたり、面接日時の調整を代行してくれるなど、サポートをしてくれる点が魅力ですよね。
ただこのメリットを最大限に活用するには、担当キャリアカウンセラーとの相性の良さは欠かせません。
こればかりは一期一会なので、確実に相性の良い担当者と出会うコツはありませんが、「担当者が協力しやすい環境」を提供することは可能です。
【 担当キャリアカウンセラーとの面談 】
★ まず面談前に「なぜ、現在の職場を転職したいのか(転職したのか)」「次の職場に臨む事柄は何なのか」を整理してください。
・ そして最初の面談で、この要件をハッキリと伝えます。次の職場に希望する条件は、優先順位も伝えておくと、より安心です。
同じ看護師の転職でも、「もっと実力を発揮してキャリアアップしたい」「資格取得の応援制度がある職場に行きたい」などの人々と、「子育てと仕事を両立したい」などの希望では、提案する案件も全く変わりますよね。
実は「担当キャリアカウンセラーとの相性が悪くて…」と話す看護師の多くは、この「目的」と「希望」をハッキリと伝えきれていないことが多いです。
目的が曖昧なので、案件ばかりを求めて、内容を見ては「やっぱりいいや」となり、担当者も疲れてしまうケースもあります。
★ もしもそれでも、担当キャリアカウンセラーとの相性が気になるようでしたら、受付などで担当者を変えることができるかどうか…、相談してみるのも、一案です。
求人案件の多いタイミングを狙う
慢性的な人手不足の今、そもそも退職が難しい状況がありますが、看護師転職サイトではエージェント登録の時期を問いません。ですから、「転職しようかな~」と言う段階で、登録してしまうと心に余裕ができます。
【 看護師転職サイトで登録するタイミング 】
★ 医療系の求人では、多くの施設で4月・9月に一気に案件が多くなるため、ここに向けて転職活動をする看護師は多いです。
・ ただ、ほとんどの看護師がこの時期を狙っていますので、「さらに早い」動きが功を奏します。
一般的に本格的な転職活動を始める時期は、4月・9月から2ヶ月前後前の2月・7月です。
この1ヶ月前から動いて(3ヶ月前の1月・6月になりますね。)みてはいかがでしょうか。
まだ、現職で退職へ動いていない場合でも、内定をもらえば安心して退職願を出すことができますよね。
人手不足の医療現場ですが、転職をする看護師の多くが、「現職よりも良い職場・環境」を目指して活動をしていますから、目的の職場は人気が集中します。
先手先手で動くことで、スムーズに転職が進めば、同じタイミングで入職を目指す看護師が活動を始める頃には、すでに内定を決めているかもしれません。
【 退職願を出すタイミング 】
★ また9月時期は、「ボーナスをもらってから退職する」と考える看護師も多いですよね。
・ そうなると退職願を出すタイミングも計らなければなりませんから、先に内定を決めておくと、より安心して進めることができます。
非公開情報や病院の口コミをチェックする
看護師転職サイトで無料のエージェント登録を済ませると、一般に公開されれている情報とは別の、「非公開情報」まで確認できるサイトが多いです。
コチラは「非公開」ですので、より採用の確立が高くなり、ぜひ挑戦したい案件ではないでしょうか。
【 看護師転職サイトの情報をフル活用する 】
★ また、担当キャリアカウンセラーに相談をすると、非公開情報も含めた求人案件のなかから、希望条件を満たした案件を提案してくれます。
・ さらに検討している病院や施設への転職者を含む、現在働いている看護師からの「口コミ」ページを設けている看護師転職サイトも魅力です。
看護師が転職を考えると言うことは、ネガティブな理由ばかりではなくとも、何かしら「職場を変えるべき」理由があるはずです。
だからこそ、何度も転職をする必要がないよう、転職先の現状を事前に「現場の声」で確認できるメリットは大きいのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか、今日は近年看護師を始めとする医療業界で人気が高い、薬剤師や医療クラークなど、その職種専門の「看護師転職サイト」や「エージェント」を活用する魅力をお伝えしました。
特に人手不足が慢性化している医療業界では、看護師が「転職をしよう!」と思っても拘束時間が長いなどの理由で、なかなか現実的に実行に移しにくい現状があります。
ただ、「忙しい」からと言って転職を留まる訳にはいきませんよね。
現在ではこのような看護師転職サイトに賢く登録して、担当キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)などのサポーターを得ながら、転職活動を進める看護師は多くなりました。
実際に面接など、行動に移す時期は先でも問題はありません。「思い立ったら吉日」と、まずはエージェント登録をしてみるのも、良いかもしれません。
まとめ
看護師転職サイトの活用方法とは
・エージェント登録をしてみる
・吟味して複数のサイトから登録をする
・目的をハッキリさせて担当者へ伝える
・案件の多い4・9月の3ヶ月前には動く
・登録したら非公開案件もチェックする
・希望する職場の口コミ情報を確認する
・転職予定は先々でも、早めに登録しておく