2019/10/19 看護師の転職
看護師の求人情報を見極める☆転職活動4つのアプローチ
「看護師は求人が多い」と言われる職業ですが、いざ転職しようと考え始めると、「どうやって看護師求人からベストな職場を見つけられるのか…。」「反対に看護師は求人がたくさんありすぎて、良くわからない!」などの声も多いですよね。
看護師は求人が多い分だけ、公的な転職サポートの他、民間でも多くの仲介業者や看護師求人サイトがあるなど、さまざまな転職アプローチができます。
「だからこそ難しい!」と言う方も、ひとつひとつの特徴や個性を理解して、「相談する順番や手順」を整えるアプローチは、自分の希望や得意分野にピッタリの、相性の良い看護師求人に出会える確率が高いです。
そこで今日は、あまりに多い雑多な情報の中から宝石となるような、相性の良い看護師求人に出会うことができるよう、いくつかの看護師求人サポートの特徴とアプローチをお伝えします。ぜひ、参考にしてください。
【看護師が求人情報を探す4つの方法】
実際に転職する看護師の皆さんが利用する方法は、主にこの4つです。
この4つをメリット、デメリットに分けて詳しく説明していきます。
【1. ハローワークで一般の人々と共に探す 】
看護師の求人に限らず、「仕事探し=ハローワーク!」というくらい、昔から良く知られているのがハローワークです。
多くの人々にとってハローワークは、「失業後から求人を探し始め、良いところがあれば紹介してもらう」、…というイメージが強いのではないでしょうか。
けれども、実は在職中から探すことができます。さらに現在では「ハローワークインターネットサービス」を利用することで、パソコンやスマホでも検索できるようになりました。
【 看護師の求人情報☆ハローワークのメリット・デメリット 】
[メリットは?]
① 厚生労働省運営の公的サービスなので安心感がある。
② 退職時に次の転職先が決まっていない場合、雇用保険の手続き後に「失業給付金」を貰いながら求人探しが出来る。
(これは、他の3つの求人情報探しと同時進行で行うことが可能。また給付には条件がある。)
[デメリットは?]
① ハローワークは看護師求人に特化しているわけではないので、求人の詳細(勤務体制や人間関係、給料等の細かな部分)がわからないことも多い。
② 公開求人しか持っておらず、求人情報が少ない。
③ 詳しい情報を聞くためにはハローワークへ出向く必要がある。
ハローワークを使った体験談は、看護師求人でも数多くありました。
そのなかには、条件が合わず就職には至らなかった方も多いです。また、「求人情報が少ない」「中には古いものもある」などの声も多くあります。
一方で看護師求人だけではなく、看護職以外の求人も同時に探すことが出来る点をメリットとして挙げる声もありました。看護師以外の求人情報も同時に求めている方には良いかもしれません。
【2. 日本看護協会のナースセンター(eーナースセンター)を利用する 】
日本看護協会が運営するナースセンターは各都道府県にあります。ナースセンターでは、看護師専門の求人案内や最新の知識・技術を学ぶ研修会、就職相談会などを看護師のために無料で行っていて、個別に相談することもできます。
e-ナースセンターとはその看護協会が無料で行っているWEB上の求人サイトです。簡単に登録でき、看護師求人情報の他に研修会や相談会などの情報を検索することも出来ます。
【 看護師求人情報☆ナースセンター 】
[メリットは?]
① 日本看護協会が運営しているので安心感がある。
② 求人情報の他に研修会や相談会があるので、ブランクのある看護師やスキルが心配な看護師は特に嬉しい。
[デメリットは?]
① 公開求人しか扱っていないので、看護師の求人情報数が少ない。
② 相談したい際にはナースセンターまで出向く必要があるが、県庁所在地にしかない場合が多く地方の人等は行くのが大変。
③ その人専用のコンサルタントはいないため、求人情報探し、面接、交渉等の手配すべてを自分で行わなければならない。
研修や相談などに関してはありがたいですが、看護師の求人情報だけを取ると内容が薄いかもしれません。
【3. 知り合いから紹介してもらう 】
看護学生時代の友人や先生、今の職場の先輩や同僚、もしくは他の職場に転職してしまった元同僚などへ看護師の求人がないかを尋ねてみる方法もあります。看護師求人は全国的に多く、転職時に紹介してもらうケースは多いです。
看護師が足りない所では、「看護師を紹介してくれた職員には手当てを支給」などという制度を設けている所もあります。
【 看護師求人情報☆知人から紹介してもらう 】
[メリットは?]
① 看護師の求人情報には載っていない生の声を聴くことが出来るので、職場の様子や内部のことなど情報の信憑性としては一番の安心の方法だと言える。
② 知りたいことをダイレクトに聞くため、その場でわかるので情報収集の効率が良い。
[デメリットは?]
① 実際の職場を見て、「あれ?違うな。自分とは合わないな。」と思っても、紹介者の顔を潰すかも知れないと心配で断りづらく、辞めづらい。
職場の雰囲気や人間関係などは人それぞれ受け止め方が違います。紹介してくれた知り合いが良いと思っても、自分とは合わないということももちろん考えられますよね。
この方法の場合、教えてくれた看護師求人情報だけではなく自分でも情報収集を行って、慎重に検討することをおすすめします。
【4. 看護師転職求人サイトで検索する 】
最後は、民間企業の看護師転職求人サイトを利用する方法です。
最近ではスマホの普及もあって、どこでも気軽に検索できるこの方法を利用する看護師が増えてきています。
【 看護師求人情報☆民間企業の求人サイト① 】
[メリットは?]
① 空き時間にスマホで簡単に検索でき、登録すると無料で好条件の非公開情報を手に入れることができる。
② 看護師転職のプロであるキャリアアドバイザーというコンサルタントがいるので相談しやすく、条件交渉から面接の日程交渉などの細かなことまでを行ってくれ、面倒な手間を省くことができる。
民間企業の看護師求人情報を利用し、経験年数の割に良い給与条件で採用が決まったケースもありました。
このケースでは、利用した看護師求人情報サイトの「キャリアコンサルタント」に、給料の交渉を依頼しています。
本人では自分の技術やキャリアに自信のない方など、及び腰になりがちですが、転職のプロに任せることで、より現実的な交渉が出来る点も魅力です。
【 看護師求人情報☆民間企業の求人サイト② 】
[デメリットは?]
① 看護師の転職求人サイトは数が多く、どこがよいか迷う。
② まだ転職先を完全に決めていないのに、強引に決断を迫られることもある。
看護師不足という時代のあおりを受けて、看護師転職求人サイトは増加の一途を辿っています。たくさんあり過ぎて、どこを選べは良いか迷うと思いますが、そんな時は複数のサイトに登録する方法がおすすめです。
転職先の条件はもちろん、就職が決まった際にお祝い金が出るところなど各サイトで特徴がありますので、複数に登録して比較してみることで、自分のペースに合ったサポートを期待できます。
楽天リサーチ2015年〜2018年・No1の看護師求人は医療ワーカー
【 最後に 】
いかがでしたでしょうか、今日はあまた溢れる看護師求人情報から、自分の希望と条件に見合った、ピッタリの職場と出会うことができるアプローチを、その特徴やメリット・デメリットと共にお伝えしました。
日本看護協会のナースセンターに登録している看護師を対象に調査をしてみると、約54%の人が民間の転職サイトに、約36%の人がハローワークに同時登録していることがわかりました。(日本看護協会 平成 25 年度 看護職の職業紹介等の実態に関する報告書 より)
そう、看護師の求人情報を探す方法は1つだけではありません。1~4の方法を組み合わせてみるのも、ひとつの方法です。
ぜひ本記事も参考にしながら、ご自分にあった負担のかからない方法で、良い看護師求人情報を見つけてみてはいかがでしょうか(*^_^*)
看護師の転職サイトについて詳しく知りたい方はこちら!
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