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2019/12/18 看護師のキャリアチェンジ

看護師から他業種へ転職☆成功する5つのポイント

看護師の面接
看護師が転職して「他業種へキャリアチェンジしたい!」と思っても、他の職種とは全く違う「医療業界」に従事してきたことを想えば、不安も多いですよね。

実際に看護師を含めた多くの「技術職」の人々は、その他の職種の人々よりもキャリアチェンジをする事例は少ない傾向にあります。

けれども人手不足が年々深刻になってきた医療業界では、看護師を中心に「よりプライベートを確保できる」キャリアチェンジを求めるようになりました。

そこで今日は、看護師が転職で他業種へキャリアチェンジして成功するのか…、アンケートや成功談を元に「成功ポイント」を5つ、お伝えします。

 

看護師から他業種へ転職☆
成功する5つのポイント

 

事前にシュミレーションをしてから動く

シュミレーション

実は、看護師が他業種へ転職した場合、他の職種からキャリアチェンジしたケースよりも、数年後に再び看護師として職場復帰するパターンが多いことはご存じでしょうか。

これは教師などの職種にも当てはまるのですが、民間企業で働く職種よりも、比較的「特殊な」世界で、他の業界とは少し壁を隔てているために、「イメージ先行」で転職活動をしがちなためです。

特に最近の医療業界は、看護師も含めて「ブラック病院」などの言葉がでるほどハードワークが深刻化している職場も多いために、「隣の芝生は青い」状況に陥りやすい傾向にあります。

ですから、看護師が異業種へ転職したい場合には、事前に「未来の現実」をシュミレーションして、転職後のそのモチベーションが維持できるのか…、自己分析してから進むと安心です。

【 看護師から他業種へ転職☆シュミレーション 】

① 希望の職種での平均月収や賞与、福利厚生状況をチェックして、入職後の収入や暮らしのシュミレーションをする。

… 看護師は多くの職種のなかでも高収入に当たります。しかも未経験からのスタートになるので、他の業種へキャリアチェンジをするとなると、多くの業種で看護師よりも下回る可能性が高いです。

② 希望職種の仕事内容や勤務時間・形態を確認して、入職後の「暮らしぶり」をシュミレーションする。

… 例えば、家族や友人とスケジュールを合わせたい看護師が他業種へ転職するのに、サービス業系の業界を選ぶと、シフト制や土日出勤となり、そもそもの希望が叶いません。

この他にも、多くの患者様達と接しながら、現場で活躍していた看護師が事務や経理の仕事へキャリアチェンジをした結果、やりがいを感じられず、話す機会も少なくなり、うつ状態に陥った事例もあります。

また、①の収入面での現実と②の仕事内容面での現実は比例するケースは少なくありません。

どんなに大変でも、ある程度の収入が保証されていると、今の仕事に納得できる人は多いので、収入面と仕事内容面をセットにして、シュミレーションをしてみるとより安心です。

 

種類の違う複数の転職エージェントに登録する

効率の良い情報収集

看護師は専門のエージェントが数多くあります。

有名な全国区の大手エージェントでも5社以上、地方の地域密着型のエージェントや、単発や派遣など、ニッチな内容に特化したエージェントまで合わせると、ざっと探しても15社以上はあるのではないでしょうか。

これだけ数多くありますから、看護師でも他業種転職に強いエージェントも多いです。ですから下記のような転職エージェントに、複数登録をして、賢く利用してください♪

【 看護師が他業種へ転職☆転職エージェント 】

① 全国に広がる大手の看護師転職エージェント 

… 看護師の転職専門ですが、そのなかでも看護師資格を生かした他業種への求人案件などが数多く見つかることがあります。

② 全国に広がる大手の一般転職エージェント

… 看護師の求人案件は少なくなりますが、他業種へ転職となれば、未経験OKの他業種求人案件が期待できます。

③ 看護師からの他業種転職案件に強いエージェント

… 「看護師から美容クリニックへ転職」など、看護師の経験や資格を求める、他業種からの求人案件に強いエージェントです。サイトではその特徴を強く押している会社が多いので、すぐに見つかります。

④ 単発や派遣に強い看護師転職エージェント

… 大変な看護師からの他業種転職だけに、「未経験でもすぐに見つかる!」と油断してしまいがちですが、意外に時間が掛かるケースも少なくありません。

焦ることがないよう、数日単位などの単発の看護師の仕事を受ける可能性も視野に入れながら、転職活動を続けると安心です。

⑤ 希望地域に特化した地域密着型のエージェント

… 全国区の看護師転職エージェントなどに比べると、現実的に役立つ、身近な求人案件を、より多く見つけることができます。

…自分の希望や条件に合わせて、このなかのいくつかに絞っても良いので、複数の転職エージェントへ登録してみてください。

一般転職エージェントのなかには、登録した業界未経験者へ向けて、エクセルやワードと言った事務系ソフトの無料講習や、無料の資格取得講座を設けているものもありますので、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

 

企業側の目線で履歴書を書く

手書きの履歴書

看護師として活躍していても、民間企業では内容によってはそのスキルがあまり役立たないこともありますよね。

極端ですが、接客業へ応募しているのに、「注射は素早く正確に打つことができます。」なんてアピールは、全く役立ちません。

この一例で笑う方も多いかもしれませんが、ここまで極端ではないにしろ、同じような職務経歴書を出す看護師は多いです。

【 看護師から他業種転職☆相手目線の履歴書 】

★ ですから、履歴書や職務経歴書を書く時には、「誰に向かって書いているのか」を意識しながら書き進めてください。

・ 例えば、チームをまとめていたのであれば、「看護師同士のトラブルも傾聴によって、上手にまとめながら、最後は団結した良いチームとして評価されました」などの、その業種でも通用する結果を提示します。

看護師時代に大変であればあるほど、ついつい自分目線で「これだけ頑張った!」と経歴書にアピールしてしまいがちです。

けれども履歴書や職務経歴書は「未来のため」に書くものですから、「『客観的に』この経験が新しい業界でどのように役立つか…」、を自己分析して書き進めてみてはいかがでしょうか。

内容が重なる部分や医療業界の転職事例もありますが、看護師転職での履歴書の書き方は、別記事「看護師の転職で役立つ履歴書☆成功へ導く書き方」でも詳しくお伝えします。

 

志望動機は転職の要

自己PRの仕方

看護師の他業種への転職で重要になってくるのが、「志望動機」です。特に最近はハードワークや残業、夜勤などへの不満がきっかけで、看護師が他業種へ転職する傾向にあります。

ですから、企業側はもともと「ネガティブな理由で」転職活動をしていると見て、面接を行っているケースも少なくありません。

【 看護師から他業種転職☆志望動機 】

① 転職先の会社や業種・職種について入念に調べ、その理解を示した後、「だからこそ」の志望動機を伝える。

… 看護師から秘書へキャリアチェンジした例では、サポートをする役割とその大変さへの理解を具体的に示しました。

そして、「それでも」自身の医師との関わりを通じて、「人の仕事をサポートする役割にやりがいを感じ、転職を希望しました」と伝え、内定が決まった例があります。

② 長期的に働く意思をアピールする

… 看護師の他業種転職で相手企業が気になるのは、「大変だからと、すぐに辞めるのではないか…。」と言う部分です。

ですから「日勤だから」「残業がないから」などの志望理由は避けた方が無難です。

仕事内容に焦点を当てながら、「今は未経験ですが、今までの経験を活かしながら、後々はこの道のプロになりたいです。」と、長期的に働く熱意をアピールしてください。

③ 全くの作り話は避ける

… なかには「ともかく転職したい!」と、相手方の耳に心地よい事ばかりを伝える応募者もいるのですが、何十人、何百人と面接をしている面接官は、不思議とその「作り話」を見抜きます

「ネガティブ」を「ボジティブ」へ変換する方法は大賛成ですが、これが虚飾ばかりになると、面接時のやりとりのなかで、面接官に見抜かれ、「口ばっかりだな…」と、反って悪印象を及ぼし兼ねません。

…ですから、あくまでも心からの言葉で、その業界や企業へ入職したい理由を伝えるべきです。ただし、ネガティブ→ポジティブ変換は不可欠です。

同じような理由で、ネットや本でよく見かける、「志望動機の例文」をまるまる引用しても、すぐに分かりますので、こちらも注意をしてください。

「まさか!」と言う方も多いのですが、看護師の他業種転職では、転職活動時に現職に就いている方が多いため、忙しさでじっくりと考える余裕がなく、例文を「ちょっとだけ」アレンジした程度で出してしまうことも多いです。

 

ビジネスマナーは身に着けておく

ビジネスマナー

最後に「一般企業での」ビジネスマナーは身に着けておくように、気を付けておくことをおすすめします。

一度お伝えしていますが、看護師をはじめとした医療業界は、社会全体で見ると、少々特殊です。

極端に言ってしまえば、患者様につっけんどんな態度で悪印象を与えるような態度を取っても、総合病院などであれば、その患者様は病院にお世話にならなければなりません。

一方で、例えば飲食店や小売業であれば、競争も激しく、印象が悪ければ、お客様はもう二度と、立ち寄ってくれないかもしれないのです。

【 看護師から他業種転職☆ビジネスマナー 】

★ そのため、一般企業で研修を受ける最低限のビジネスマナー…、例えば、礼の仕方や角度、印象の良い挨拶や姿勢などなど、「印象」にまつわる項目は、注意しておさらいしておくことをおすすめします。

・ 面接では印象の良い挨拶やおじぎの角度の使い分け、傾聴時の姿勢、座った時の足の処理など、シュミレーションをしながらチェックすると、良いかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか、今日は最近増えてきた、看護師が他業種へ転職をする時に成功する秘訣を、相手企業から見たポイントも交えてお伝えしました。

看護師が他業種へ転職する時の大きなポイントは二つです。

ひとつは看護師を含めた医療業界は、民間企業や一般職種と比べると比較的他業種との交わりが少なく、少し特殊な世界であることを理解しておくこと…。

そしてもうひとつは、求人案件のチェックから面接まで、あくまでも冷静に、客観的に自分の能力を見つめ、「相手企業の立場に立った」アピールをすることです。

簡単な事柄にも思えますが、今まで仕事面で好調で、優秀な看護師ほど、ついつい「私は」「私は」と経験をアピールしがちですので、一度注意しながら自分の履歴書(職務経歴書)や言動をチェックしてみることをおすすめします。

 

まとめ

看護師のキャリアチェンジ、成功のポイント

・本当に必要か、具体的にシュミレーションする
・特徴の違う複数の転職エージェントに登録する
・あくまでも企業側目線で履歴書を準備する
・相手を安心させる志望動機を書く
・一般職にも通用するマナーをおさらいする

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