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2020/1/12 看護師の転職

看護師が病院からクリニックへ転職☆面接5つのポイント

看護師が病院からクリニックへ転職☆面接5つのポイント
看護師のクリニックへの転職希望は多いですよね。病院と比較すると収入は下がる傾向にはありますが、日勤が中心で残業や夜勤がないクリニックが多い点が魅力です。

ですからママさん看護師のクリニックへの転職希望は良く聞こえます。その分、地域によっては人気が高いクリニックの募集も多いですよね。「何とかそこに入職したい!」と言う気持ちも当然です。

そこで今日は、看護師に人気が高いクリニックへの転職活動で意識したい、クリニックの面接だからこそ多い質問と、好印象を持ってもらえるポイントをお伝えします。

 

看護師が病院からクリニックへ転職☆
面接5つのポイント

 

気になるのは…、退職理由


看護師がクリニックへ転職する事情としては、日勤で余裕がある勤務形態が多いために、子育てや家事育児との両立を計ることができるなど、「ワークライフバランス(※)」を重視する声が多いです。

一方、クリニック側の事情としては「人員不足」に他なりませんが、病院以上にシビアな面として、「少数精鋭」を求めています。

病院のように規模も大きくはありませんから、そうそう簡単に人員を増やすこともできないクリニックも多いです。看護師募集には掲載費など、多くのコストが掛かります。

【 看護師がクリニックへ転職☆退職理由 】

★ そのため、クリニックとしては「採用してもすぐ辞めたりしないだろうか…」と言う背景があって、退職理由を聞いていると考えてください。

→ 例えば、人間関係で前職を辞めたとなれば、「少人数スタッフのなか、上手くやっていけるだろうか…」と捉えられてしまい兼ねません。

特に看護師がクリニックへ転職する時には、

転職を繰り返している看護師
②3年以内(1年など)で前職を辞めている…
③職場の人間関係によって辞めている

などなどの退職理由を率直に述べられると、クリニックとしては採用を躊躇してしまうかもしれません。

できれば、前職の退職理由を聞かれたならば、その理由のなかに「次は長年働きたい」ために転職を決意したと言うアピールや、「(キャリアアップなどのための)納得できる転職」であることのアピールが有効です。

【 看護師がクリニックへ転職☆退職理由の例 】

★ 前職は救急病棟勤務で、オンコールや夜勤、残業が必要な職場でした。けれども結婚も決まり、看護師として長く働き続けることができる職場環境で働きたいと思い立ち、退職を決意しました。

…などなどの退職理由は好印象です。そのなかで「前職のスタッフの皆さまにも、大変お世話になっていたのですが…」など、円満退職であることも添えると、より印象が良いかもしれません。

 

志望動機へ繋げる


この退職理由が志望動機へと繋がり、自然とクリニック側から志望動機への質問へと繋げることができれば、より良いです。

「退職理由=志望動機」となるような返事が用意できれば、相手にも想いは伝わりやすくなります。

【 看護師がクリニックへ転職☆志望動機の例 】

★ 前職の救急病棟科は緊迫した現場で、急患や患者の急変も多く、その時々で目の前の患者様に対応するような職場でした。

けれども、救急病棟科で処置した患者様が他の病棟で、リハビリをしながらゆっくりと回復へ進んでいる様子を見て、時間を掛けて患者様に寄り添う医療に携わりたいと思いました。

…などなどの例は好印象になるケースが多いです。

今回の事例はリハビリを行うクリニックの応募でしたので、志望動機としては転職先の仕事内容を理解した上での応募とも分かります。

クリニックとひと口に言っても、小児科や整形外科など、さまざまなクリニックがありますので、小児科であれば子どもが好きなど…、「どうしてこの分野を希望しているのか」も分かるよう、仕事内容は事前によく理解してください。

【 看護師がクリニックへ転職☆志望動機 】

★ また、クリニックが病院と違うところと言えば、「地域に根差した医療」と言う点です。

・ 志望動機には地域に寄り添う看護、医療への期待を沿えると好印象です。

 

「少数精鋭」スタッフとしての力量


看護師がクリニックへ転職する時、しばしば自分の経験や技術に自信がないために、クリニックを希望する方がいます。

確かに地域によってはのんびりしていて時間的余裕があり、チームワークも良いために、新人看護師のフォローが行き届く職場もありますよね。

けれども転職組を重視しているクリニックとしては、少人数でも現場を回すことができる、経験と実力を備えた看護師なのかどうかを見ています。

そのため、今まで経験した仕事内容を聞くクリニックは多いです。

【 看護師がクリニックへ転職☆経験を伝える注意点 】

① まず、前職の仕事内容をアピールする場面では、必ず事実に即した内容から、経験により得た技術や、得意とする分野を伝えてください。

・ 誇大アピールをしてしまうと、後々その業務へ着く時に人には相談できず、行き詰ってしまいます。

→ 自分だけが行き詰まるのならまだ良いのですが、医療現場は患者様の体、生死をも扱う現場ですので、「嘘」はNGと心がけてください。

② 前職の職場への不平不満が出ないようにする

・ 例えば、「長時間労働で休む間もなく、残業が重なって次の出勤時間まで2時間、3時間の日も毎日のようにあるなか、それでも頑張りました!」などです。

→ 前職への不満は減らし、「頑張りました!」の抽象的な表現は避けます

③ 「頑張りました!」や「元気だけが取り柄でした」のような抽象的な言葉は避け、「具体的な」経験と技術を伝えます。

・ 新人採用に積極的なクリニックではない限り、求めているのは即戦力です。医療現場の仕事は「やる気」ではどうにもならない仕事内容もあり得ます。

内視鏡を扱ったり、手術室回りなど、大きなアピールポイントがあればそれに越したことはありませんが、もしもなくても、自分の得意とするものを分析して前向きにアピールしてください。

例えば、小児科などの子どもが多い科で勤務していた経験があるならば、「治療時の子どもへのコミュニケーション能力は身に付きました。」などと置き換えることができます。

【 看護師がクリニックへ転職☆経験の例 】

① 「外科病棟に勤務では、術後の患者様の介助業務を行っていました。動けない患者様への対応も学びましたので、リハビリ介助でも役立つと思います。」

② 「前職は急患も多い職場でしたが、忙しいなかでもパニックにならず、冷静な対応ができるようになりました。」

…などはいかがでしょうか。

看護師がクリニックへ転職するのなら、そのクリニックの専門性を意識して、今までの経験や技術、自分の得意分野のどの部分が役立つのか…、判断して伝えてください。

 

少人数スタッフの人間関係


少人数でアットホームなクリニックは、病院での人間関係に疲れた看護師にとっては希望の光のように思えるかもしれません。

けれどもクリニックにとっては「少人数だからこそ」、人間関係は重要です。人間関係を築くことが苦手な人が1人入るだけでも、職場全体の雰囲気が乱れてしまうため、チームワークが崩れてしまいます。

また、若い新人看護師から何十年キャリアのベテラン看護師が集まる病院とは違い、小さなクリニックではその職場の個性に対応できることも大切です。

【 看護師がクリニックへ転職☆人間関係 】

① 前項で少し触れましたが、前職の退職理由が人間関係によるものだった場合、あまり積極的にそれを伝える必要はありません。

→ もしも伝える必要があったのなら、その後改善した流れも伝えて安心してもらってください。

② クリニックでは「40代以上の看護師が多いですが…」などの質問もありますが、自分と年代が違っても問題がないことを伝えます。

→ 例えば、

「前職で業務を教えてくれた後、パートナーとして仕事をこなしてきた看護師が40代でした。ベテランの看護師の皆様にお仕事を教えていただきながら、日々成長して行きたいと思います。」

…などの表現はいかがでしょうか。

特にクリニックでは新人ナースはほぼいないと思ってください。「即戦力」を求めているだけに、経験豊富な40代50代のベテランナースも活躍できるのが、クリニックの魅力です。

 

他スタッフの妊娠・出産への対応


日勤中心、残業もない職場が多いために、計画的な仕事がしやすい点が、看護師がクリニックへ転職するメリットですよね。

ですから、クリニックに勤める看護師には家庭を持っている方も多く、育児との両立を計っています。

そうなると当然多い事柄が、子どもの急な発熱やインフルエンザ、病気やケガによる休みです。また、子育て真っただ中の看護師ですので、妊娠や出産もあり得ます。

【 看護師がクリニックへ転職☆急な休みへの対応 】

★ 例えばこのように質問されます。

「うちは子育て中の看護師も多く、急な休みもあります。この時、代わりに出勤をお願いすることはできますか?職場でも忙しくなるかもしれませんが、問題はありませんか?」

→ 「私も子どもが産まれても長く看護師を続けて行きたいと考えていますので、柔軟に対応ができるうちは、できるだけの協力をさせていただきたく思っています。」

…などなどの返事が好印象です。

実際にクリニックは家事や育児と両立をしたい看護師に人気がある職場ですので、看護師がクリニックへ転職を望むなら、「お互い様」の気持ちを持って、仕事に臨むことをおすすめします。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は看護師が病院からクリニックへ転職したい時、「クリニックだからこそ」多い面接時の質問事項と、その理想的な返答の例をお伝えしました。

収入よりもワークライフバランスを重視するようになった今の時代、実は看護師のクリニックへの転職希望は多く、人気がある職場です。

そのためにクリニックとしても看護師を選ぶことができる立場にありますよね。

そのうえ、クリニックには開業医が多いために、採用してすぐに看護師が辞めてしまうと、募集などに時間も経費も、労力も取られるために、とても慎重に人選をします。

雰囲気はアットホームで、実際に働き始めると家族のような職場が多いですが、かと言って面接時には気を緩めずに、面接側の立場に立った返答を心がけてみてください。

まとめ

クリニックならではの面接質問と理想的な返答

・退職理由は「長く続けるため」を強調すると良い
・志望動機が退職理由から繋がると好印象
・経験では具体的に役立つスキルをアピールする
・チーム医療など少人数での経験を具体的に伝える
・急な休みへの対応は子育てへの理解を示す

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