看護師が製薬会社へ転職して、キャリアチェンジを目指す方が増えましたよね。

これは看護師資格を生かせる職種であることと、数少ない、看護師としての今までの年収と同等…、もしくは上回る可能性も期待できる業界だからです。

薬を扱うので、看護師資格のみならず、今までの経験も充分に生きますし、治験コーディネーターなどの職種であれば、今までの患者様とのコミュニケーション能力も役立ちます。

現在の仕事が大変でキャリアチェンジを望んでも、何とか今までの経験や看護師資格を生かして、次のステップへと繋げたいですよね。

そこで今回は、今看護師に注目される製薬会社への転職、キャリアチェンジについて、お伝えします。

 

看護師が製薬会社へ転職☆
キャリアチェンジ5つの要

 

看護師の間で製薬会社への転職が人気の理由

冒頭でお伝えしましたが、看護師の製薬会社への転職希望は多いです。

そのため「看護師→製薬会社」専門の転職エージェンシー（看護師転職サイト）も現れています。

これほどまでに看護師が製薬会社への転職に注目するのは、「収入が現職と同等か上回る」点が大きいものの、そればかりではありません。

 

看護師が製薬会社へ転職する方法

このような魅力がある看護師から製薬会社への転職ですが、これだけ看護師にとって魅力があるだけに、①求人案件が少ない…、②あっても人気案件…、と言う問題は否めません。

①の看護師専門の転職エージェントは、今や製薬会社でなくとも、看護師の転職では欠かせない存在です。無料で複数登録できるので、気軽に気になるエージェントに登録してみてはいかがでしょうか。

登録しておくと、無料で非公開の求人情報を数多く確認できます。非公開求人なので他の求人情報よりも競争率が低い点も魅力ですよね。

看護師専門エージェントについては、別記事「看護師転職サイトがおすすめ！賢く活用5つの魅力」「看護師転職サイトと共に☆再就職までの5つの道のり」でも詳しく説明していますので、コチラも併せてご参照ください。

また、「MR」は製薬会社の言わば病院に対する「営業」のなかで、薬の情報を医師などに伝える知識と技術を証明する資格です。

本来はこの資格がなくても仕事はできますが、現実的には、この資格を取得しなければ現場へ行けません。詳しくは後述します。

 

資格がなくても挑戦できる「治験」関連職種

看護師の製薬会社への転職では、治験コーディネーターが資格もなく、最も挑戦しやすいかもしれません。けれども看護師求人案件は製薬会社のなかでも少ない傾向にあります。

どちらも細かな仕事内容は異なりますが、「看護師時代よりもより繊細な交渉術が必要なシーンが多い」などの声が多いです。

治験を依頼する製薬会社と、実施する医師、受ける患者と、三者のスケジュールと共に、それぞれの意向を傾聴して調整しなければなりません。

ただし、こちらも医療業界同様、特殊な世界だけあって、新人研修制度はどこも充実しています。そのため、未経験者からでも安心できるスタートが魅力です。

 

資格を取って挑むMR

第3項で少し触れた「MR」ですが、この仕事は看護師が転職した製薬会社の薬を病院へ出向いて説明する…、言わば製薬会社の営業マン的な役割を果たします。

そのために、医療や薬の知識を備えた看護師は、MRの職種に重宝されてきました。ただし資格を取らなければなりません。また、この資格も「誰でも取れる」訳ではなく、受験資格があります。

…そのパターンに進むとしても、最終的に「終了認定」が渡されます。これがMRの受験資格です。

…受験資格を得る道としては、看護師が製薬会社への転職を目指して進む場合、①のMR専門派遣会社を通した研修はおすすめです。派遣会社ですから、転職に関する相談にも乗ってくれるかもしれません。

 

その他、製薬会社で働く職種

以上のようなMRやCRC、CRAなどの職種が、看護師から製薬会社へ転職希望の方々には人気がありますが、この他にも製薬会社には、看護師資格が役立つ職種が多々あります。

このように考えると、製薬会社は看護師の知識や技術が役立つ職種ばかりで、どの職種においても実力を発揮しやすい職場です。

 

いかがでしたでしょうか、今日は近年看護師に人気の製薬会社への転職案件、スムーズにキャリアチェンジをするために役立つ、基本的な知識や道のりをお伝えしました。

魅力の項目で「美容クリニックほどノルマがない」と書きましたが、製薬会社のなかには病院との交渉において、ノルマを課しているケースもあります。

これは特に、製薬会社の営業に当たる内容も含まれる「MR」を希望する時に、特に注意をしたい事項ですよね。

ただこのノルマも、事前に口コミをよくチェックしたり、条件を入念に確認するなど「調査」を行うことで、相手企業がどのような体質なのか…、自然と見えて回避に繋がります。

本記事も参考にしながら、長期スパンで資格も検討し、納得できる転職を実現してみてはいかがでしょうか。

まとめ