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2019/12/3 看護師のキャリアチェンジ

看護師転職で他業種へ☆経験者が語る5つの失敗談

看護師転職で他業種へ☆経験者が語る5つの失敗談
看護師の転職では「他業種へ挑戦したい!」と言う方も多いですよね。夜勤のない安定した勤務形態を望む声も、よく聞こえます。

技術職で慢性的な人手不足の医療業界で働く看護師なら、転職で他業種へ行かずとも引く手あまた…、現職ですでに引き止められているケースも多いです。

それでも看護師転職で他業種を求める理由には、現職の辛さや苦労、他にも理由はあります。せっかく意を決して動くなら、後々まで満足できるキャリアチェンジを果たしたいですよね。

そこで今日は、看護師転職で他業種へキャリアチェンジした先輩より、失敗談を5つ、お伝えします。

 

看護師転職で他業種へ☆
経験者が語る5つの失敗談

 

給与が下回って、上がらない

給料が下回る

もともと技術職・資格職で患者様の命を預かる存在でもあるため、医療業界の職種は高収入であることが多いですよね。

それは看護師にも当てはまり、転職で他業種へ行くとなれば、相当な地位と好待遇でなければ、同じ収入を維持できない現状があります。

【 看護師転職で他業種へ☆収入が下がる 】

★ 看護師転職では他業種で人気の職種は一般事務や接客業ですが、こちらは未経験からの受け入れに寛容な反面、初任給は一回り以上安いケースは多いです。

・ 最初は今までの職場の責任と緊張感、ハードワークに疲れて転職している方が多く、「それでも楽しい!」と納得する声もあるのですが、日が経つうちに不安や不満が湧き出てくる傾向にあります。

これは前職の収入に合わせた日々の暮らしから離れていないことも、ひとつの要因です。

そのために貯金を切り崩して生活を続けることになり、貯金がどんどんなくなる様子に比例して、新しい職場への不安や不満がたまる…、とのアンケート結果も出ています。

【 看護師転職で他業種へ☆収入減の失敗回避 】

① 基本給と手当の目安が求人案件にあったら、実際に年間収入(年収)をシュミレーションしてみる。

… 「基本給が安くても、手当を合わせたら前職と変わらない」と言う方もいますが、ボーナスがある場合、多くは基本給ベースで計算するため、実は年収減、と言うケースも多いです。

② 活動前に現状を具体的な数字として出し、「いくらまでなら減給できるのか」、また貯蓄額も確認してどれくらいの期間余裕があるのかをチェックする。

… やりがいとして興味深い求人案件に出会うと、ついつい給与面で不安を感じても、突き進んでしまいがちです。事前にチェックしておくことで、目もシビアになり、現実を見ることができます。

看護師が転職で他業種へ行こうとなれば、どうしても給与面では下回りがちです。

もしも経験を積むことで昇給が見込める職種であれば、「何年まで持ちこたえられるのか…」などもチェックして、充分に理解・覚悟してから決めると、後々後悔しません。

 

「ブラック」は病院だけではなかった!

ブラック

看護師転職で他業種を希望する多くの理由は、「ハードワーク」や「夜勤」ですよね。

入院施設を設けている病院(ほとんどですが)では、夜勤は付き物ですし、慢性的な人手不足により、休みたくてもなかなか休めない現状も多いです。

【 看護師転職で他業種へ☆ブラック企業 】

★ それならば…と、営業職へ入職したところ、毎日残業が続く上にノルマも課せられるためにプレッシャーは倍増した…、との失敗談がありました。

・ 一例では看護師転職で人気の他業種、「美容クリニック」での経験談がありますが、確かに美容クリニックの求人案件には、ノルマがあるものも見受けられるので、最初に注意をして見て下さい。

ただし、美容クリニックは看護師転職で他業種へ行っても、年収が下がりにくい数少ない職種のひとつで、残業なしの平日出勤、土日休みのケースが多いため、美容クリニック業界専門の看護師転職サイトがあるほどです。

さらに看護師資格を要する求人案件がほとんどなので、看護師からの転職にはおすすめの他業種と言えます。

この他にも製薬会社の営業などは、看護師資格が活用できるものの、ハードワークや、ノルマがあるかもしれません。

【 看護師転職で他業種☆ブラック回避のために… 】

★ 看護師転職サイト(エージェント)などに登録した場合、最初の面談でワークライフバランスの優先をハッキリと伝えてください。

・ また、求人案件を確認すること、事前に職場に行って様子を見ること、看護師転職サイトなどで口コミをチェックすること…、などの対策を行ってみてください。

 

計画的に動くべきだった

計画的な転職

また、勢いで職場を探してしまい、「同じような環境・条件の職場に入ってしまった…。」などの声も聞こえます。

看護師の場合、医療現場でしか働いてきていません。さらに事務や接客業など、一般企業であれば他の業種と関わる機会も多いのですが、医療現場は極端に言えば「孤立」した特殊な世界です。

そのために看護師が転職で他業種へ行こうとする時、あまり他の職種について知らないために、このようなミスマッチが起きやすい傾向にあります。

【 看護師転職で他業種へ☆計画的に動く 】

★ また今の看護師はハードワークが多いために、現職中に思うように時間を取ることができず、「焦り」が出てしまい、勢いで再就職先を決めてしまうケースも多いです。

・ ハードワークで転職活動をする余裕がない…、などのケースであれば、看護師転職サイトに登録する方法はおすすめです。

看護師転職サイトを運営しているエージェントに無料登録をすると、ほとんどのエージェントで、担当者が付きます。

担当者は面談をして転職先の希望や条件をヒアリングしたうえで、客観的にマッチする求人案件を提案してくれるため、とても心強いです。

さらに、面談で自分の意見を伝えることは、自分の頭のなか、心のなかを整理するきっかけにもなり、「転職先に求めるもの」がハッキリとします。

その上で、再度長期スパンで計画を練り直し、成功した例も数多いです。

【 看護師転職で他業種へ☆計画的な転職例 】

★ 例えば、介護業界を希望したAさんは、平日出勤(土日祝日は休む)残業なし、シフト制のない、安定した職場を求めていましたが、介護業界自体、医療業界と同じく、残業やシフト制を採用する施設が多くありました。

・ そこでAさんは1年先に延長して、ケアマネージャーの資格を取り、再度転職活動を行った結果、ピッタリの再就職先を決めました。

…ケアマネージャーは現場スタッフではなく、介護を要する家族とともに、介護計画を立てる役割を果たします。

そのため、残業やシフト制のない、安定した時間帯の勤務が可能になったのです。

看護師資格は生きるものの、ケアマネージャーの資格が必要だったので、最初に資格を取得する方針で再調整をした例です。

 

「人間関係の悩み」が続く…

職場の人間関係

看護師の転職理由には「人間関係の悩み」も常に上位にあがります。今でこそ男性も増えましたが、女性の多い職場になると、人間関係の悩みも多い傾向にあります。

ただ、看護師から転職して他業種へ行ったからと言って、必ずしも良い人間関係とは限りません。

【 看護師転職で他業種へ☆人間関係の悩み 】

★ 相談例のBさんは人間関係の悩みを抱え、「命を預かるプレッシャーや、ハードワークが人間関係をギスギスさせるのだ…」と、生死と縁遠いアパレルの販売員へキャリアチェンジしました。

・ けれども、アパレル販売員でも店員同士のいざこざを目にして、入社1年で退社してしまいます。

B子さんの場合、未経験から入るアパレル販売員では給料も大幅に下がっていたために、貯金を切り崩す生活になり、辞める頃には水商売も経験しましたが、こちらも複雑な人間関係を目の当たりにして、すぐ辞めていました。

【 看護師転職で他業種へ☆人間関係の悩み 】

★ 実は女性のみ、男性のみなど、異性とのバランスが偏る職場ほど、人間関係のトラブルも多発する傾向にあります。

・ そのため、人間関係を解消するためにキャリアチェンジするならば、男女のバランスが均等の職場、もしくは女性であれば男性の方が多い職場が働きやすいです。

 

プレッシャーに負けそう

ノルマ

前項でも少し触れましたが、ノルマなどのプレッシャーが掛かり、キャリアチェンジしたものの、すぐに辞めてしまうケースも多いです。

人々の病気を扱う病院、特に総合病院などになると、営業努力はあまり必要がない現場が多い一方、民間企業では営業にもなると、数字と戦う現場もあります。

命を扱うプレッシャーはあるものの、看護師は技術職なので、ノルマなどのプレッシャーには慣れていない…、などの相談も多いです。

【 看護師転職で他業種へ☆プレッシャーに負けそう 】

★ 転職後にこの相談が特に多い業界は、前述した美容クリニック系の他、製薬会社の営業などへのキャリアチェンジに見受けられます。

・ 看護師資格を生かすことができる上、同等もしくはそれ以上の収入が見込める製薬会社ですが、こちらもノルマがある他、慣れない「プレゼンテーション」へのプレッシャーの声も多いです。

この「プレッシャー」に対しては、①事前に自分がどのような「プレッシャー」に強いのか…、能力を分析することと、②同じ業界でも求人欄をよくよくチェックしてから進めることが回避に繋がります。

 

いかがでしたでしょうか、最近ではハードワークと命を預かるプレッシャーのためか、看護師が転職によって他業種へキャリアチェンジを希望する例が増えてきました。

そのためか、数多くの看護師転職サイトのなかには、看護師がキャリアチェンジするためのエージェントも見受けられます。このようなサイトでは、看護師資格を生かした求人案件が数多くあり、おすすめです。

また、他業種への転職を望むならば、看護師専門の転職サイトだけではなく、一般的な転職エージェントもいくつか登録をしてみてください。

計画的に転職を進めるのであれば、資格取得も有効になりますが、一般企業で看護師として働く「産業看護師」などへのキャリアチェンジ(キャリアアップ)もおすすめです。

まとめ

経験者が語るキャリアチェンジの失敗例

・当初の予定以上に収入が下回る
→事前にシュミレーションをして回避
・新しい転職先でもハードワークだった
→転職エージェントで希望と条件をハッキリ伝える
・焦って入職したら前職と環境が変わらなかった
→計画を立て、転職エージェントも利用する
・人間関係の悩みが転職後も続いた
→転職先の男女比率を見て、評判もチェックする
・ノルマなどのプレッシャーが強かった
→自分が「どんなプレッシャーに強いのか」理解する

 

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